バレンタイン×パンクロック

バレンタイン×パンクロック

バレンタインには『先斗町禊川』のメゾン・ドゥ・イッテーのチョコレートを毎年必ず購入します。
友人に教えてもらって食べたが最後、その美味しさに恋に落ちてしまったのです。

数年前まで業務用のチョコレートを買っていたくらいチョコレートが好きで、
依存症だったのではないかというくらいに食べていました。

体重がやばいことになったので、チョコレートを禁止することにしたのですが、
手持ち無沙汰になったときの禁断症状が凄かったです。

今ではすっかり自分の衝動を抑えることができるようになって、
バレンタインと人と会うときのみ解禁しています。

チョコレート塗れが浮かんで、チョコでチョコを洗うイメージ、
これはチョコレート戦争だな、と思ったので、
パンクロックなワイルドな雰囲気で描いてみました。

スプラトゥーンのようにチョコレートで領地争いをしたいものです。
私は苺チョコレートで挑みたい。

豆まき×サイバーゲーム

節分×豆まき×サイバーゲーム

年々食べる豆の量が多くなりすぎて、
ある程度の年齢になると大きい豆を10個分にして端数を食べるようになりました。
最近は恵方巻きをコンビニで買って食べるだけになっています。

というのはさておき、
現代の力をもって鬼(疫病・厄災)を払って欲しいという思いで
サイバーゲーム豆まきをイメージして描きました。

豆まきの歴史は中国の「追儺」という文化が日本に入ってきて
宮中行事になったというかなり長い歴史があるそうです。
その長い歴史の中で様々な解釈が加わって
日本独自の行事に変化して現在の形になっていったようです。
(諸説あり)

私が「追儺」という言葉を初めて知ったのは京極夏彦先生の小説でした。
榎木津さんという探偵がすごく楽しそうに鬼やらいをしているのを想像して笑ったのを覚えています。身体能力もかなり高い人物なので殺傷能力の高い豆が飛んでくるのでは、と思っていました。

後、大和和紀先生の『あさきゆめみし(源氏物語)』にも宮中行事として
その情景が描かれていたように記憶しています。

過去に読んだ小説や漫画、実体験が
現在のふとした瞬間に転がり出てきた言葉とリンクするとき
最高に幸せな気分になります。

特に京極夏彦先生の作品は幅広い知識が散りばめられていて、
過去に読んでいた作品が現在でリンクすることが多々あります。

例えば今では有名な「シュレーディンガーの猫」の話を高校の時に『姑獲鳥の夏』で知って
大学の授業で話に出てきた時の興奮は忘れられません。

大学受験で必要だったので学んだ倫理哲学はどの学問にも通じていて、
副教科だったのにとても楽しんで勉強していました。

色んなリンクがマインドマップのように広がって、
『こういうのってあるのかな』と疑問に思って調べてまた一つ知識を得たり、
世界は知らないことだらけで面白いな、とありきたりなことを思いながら送る人生が
とてつもなく楽しくて幸せです。

連獅子

連獅子

「獅子が我が子を千尋の谷へ落とす」お話。
歌舞伎といえば思い浮かぶ言わずと知れた有名な演目です。

百獣の王である獅子と百花の王である牡丹、
そして牡丹に引き寄せられる蝶々とその蝶々に引き寄せられる獅子。
切っても切り離せない関係性が絵になる美しさを生み出しています。

獅子の精霊が(和楽器の音色で表現される)美しい渓谷で戯れる。
獅子の親子愛を感じる舞があり、狂言(笑い)もあり、圧巻の毛振があり、
歌舞伎の素晴らしさが詰まった演目です。

私が歌舞伎を好きになったのは
十八代目中村勘三郎さんの歌舞伎を観たときに
『歌舞伎ってこんなに面白いんだ!』と思いハマったきっかけです。
『必ずまた勘三郎さんの歌舞伎を観に行く!』と決めたのに、
まさかわずかその数ヶ月後に彼岸へ旅立ってしまわれるとは。

『納得いかない!こんなに好きにさせておいて?!』
『もっと彼の歌帳舞伎を観てみたかった』という思いが今でも込み上げてきます。
そして、この連獅子を観るといつも思うのが

『親子三代で毛振をしたかっただろうな』ということ。
襲名されたお孫さんと舞台に立つ勘三郎さんを観てみたかったです。

現代の人が観ても楽しい歌舞伎を、常に新しい挑戦を、
そんな勘三郎さんの意志が残る中村屋さんを箱推ししています。
別枠で四代目猿之助さんと八代目染五郎さんも好きなんですけどね。

コロナの影響で色々と大変な中、
観劇していてショックだったのが掛け声がなくなってしまったことです。

発声による感染リスクを考えれば当然なのですが、
私のような俄ファンにも登場シーンや見せ場を教えてくれるし、
演出としても掛け声があった方が役者さんが輝くし、
歌舞伎にとって大切なものなのだと改めて実感しました。

心なしか歌舞伎役者さんも元気がないように観えてしまいます。
大向うさんがいなくなったら困るので、
早く掛け声が復活しても良い時代が来ることを祈ります。
最後にYouTubeにて『平成中村座チャンネル』を開設してくださったこと、関係者様に感謝です。
勘三郎さん好きには魅力が詰まりすぎていて、本当にありがたいです。

FIFA WORLD CUP QATAR 2022

ワールドカップ/FIFA WORLD CUP QATAR 2022

W杯カタール大会2022、とても感動しました。
シンプルな感想しか出てこない!

ドイツ戦
神がかり的な守備とデュエルからの緩急のついたカウンター攻撃。
色んな選手が絡んでの得点、チーム力が凄かったです。
下馬評を覆して世界中のサッカーファンを見返し、魅了した素晴らしいチーム。

コスタリカ戦
敗戦によってグループEを本当の『死の組』へと変える所業。

スペイン戦
三笘選手→前田大然選手→伊藤純也選手→堂安選手のゴールは強く美しく、
三笘選手のアシストからの田中碧選手のゴールはドラマチック。
その後の堅固な守備は神。
最後までどの国が通過するのか分からない波乱の展開。

逆境を跳ね除け、2回のジャイアントキリングをきめてグループ首位通過。
いや、もう漫画の主人公やん!
『ドーハの悲劇』を『ドーハの歓喜』に変えて、改めてサッカーの面白さを教えてくれました。

ドーハの『奇跡』の方が母音が『悲劇』と同じで語感が良いのでは、と思っていたのですが、
スペイン戦後の堂安選手のコメントを聞いて、
『奇跡』はサッカーに関わる全ての人に物凄く失礼だな、と反省しました。
どの選手もサッカーに人生をかけてここまで日々研鑽を積んできた人たち。
『奇跡』なんかじゃなく、間違いなく『実力』です。

クロアチア戦
ほぼ互角で、PKは仕方がない、惜敗も惜敗、本当に惜しかったです。。。
あの場面で覚悟を決めてPKに行った選手を心から尊敬します。
想像しただけで、心臓が口から出そうな状況、強くないとできないです。

アシストやゴールで目立っている選手も
個人で点を取りに行きたいところを我慢してチームのために黒子に徹している選手も良き。
今大会はベスト8ではなかったけれど、違う新しい景色を見せてもらえました。
日本代表選手、チームに感謝です。次は優勝してほしい!!

後、公式『JFATV』さんが舞台裏をYouTubeにアップしてくださっていたのが最高です。
選手同士がすごく仲が良さそうで、すごくバランスが取れたチームであること伝わってきました。
スタッフさんの仕事をやってみたがったり、選手の個性が見えてくるのもすごく良いです。

川島選手が精神的支柱で、長友選手がムードメイカーで、
吉田選手がキャプテンで、みんなが久保選手を可愛がっていて、
20代の中核を成す選手たちはお互いライバルでありながら、
リスペクトしているところが感じられて、
日本代表は個々のキャラが立っていて応援したくなる魅力的なチームだと思います。

以下、蛇足。

以前はものすごくサッカー日本代表を応援していのですが、
いつの間にかほとんど観ない状況になっていました。

一人暮らしする際にテレビを置かないことにしたことで、
スポーツの情報に触れなくなってしまったなぁ、と思います。
今回は麻雀と将棋をAbemaTVさんで観ている流れで、W杯を観ることができました。
AbemaTVさんに本当に感謝です。

AbemaTVさんかYouTubeの公式『JFATV』さんが日本代表の試合を放送してくれないかなぁ。
それならテレビがなくても以前のように日本代表を応援できるのに。

小学生の頃は同じクラスの男の子がことあるごとにビスマルク選手の真似をしていたり、
中学生の頃は放課後に教室のテレビで、先生の目を盗んで、
W杯2002を友達と観戦・応援していた楽しい思い出があります。
遠藤保仁選手が好きでW杯2006年~2014年までは彼を観るために応援をしていました。
友人が日本代表のユニを着たガチャピンの画像を送ってくれたのが懐かしい。
W杯2018年は仕事が忙しすぎてどうにもならず。そしてW杯2022年・・・

サッカーの人気低迷にはコロナを含め様々な要因があるのでしょうが、
観る媒体の多様化が問題なのかもしれません。
テレビを観てみんなで応援するというより、
個々がテレビ・ネットで観戦しつつ、並行してSNSや違う作業をしたりして、
マルチタスクになって集中して観るということが減っている気がします。

オールドメディアを観るのは高齢者と中高年層、
ネットを観るのは中高年層と若年層、
サッカー好きの小学生以下の子どもたちは親の教育スタイルに依るところが多そう。
必然的にサッカーの面白さを伝えられる場面が減っているのかもしれません。

昔はテレビ局にアプローチしておけば良かったことが、
現代はあちこちにアプローチしていかなければならない難しい時代です。
しかも、若年層はコンテンツの流行り廃りの回転が速いので、
コンスタントに話題を提供していかないといけない。

ただ、こういう状況下で
日本のサッカー界に今回のW杯日本代表チームのようなヒーローが現れるのなら、
サッカーの人気はまだまだ大丈夫じゃないかなと信じたいです。
コンテンツが終わる時はヒーローが現れない時。

今日も裏の公園で子供たちが楽しそうにサッカーをしていました。
将来、プロの選手になる子もいるのかな。

宝塚宙組公演_HiGH&LOW_追記

宝塚宙組HiGH&LOW_2

さて、前回はお芝居とショーの内容についての感想だったのですが、
今回は劇の内容とは関係ない視点で書いていこうと思います。

ファッションについてさすが舞台衣装。映える。

コブラ
トップスターのオーラと相まって眩しすぎる。
浴衣もスーツももちろん格好良いのですが、
個人的にはやっぱりバイクに乗る姿がときめいてしまいます。
いやもう、イケメンとバイクは反則です!

カナ
真っ白なチャイナ服での登場、素晴らしい!
浴衣姿も素敵だった。白地に赤いポピー(?)の花が最高にお似合いです。
衣装担当の方が彼女の可愛いさを理解しすぎ!

山王連合会
パンク系大好きなので、革ジャンっぽい衣装が格好良い。
変装して他チームのパーティーに参加したときの、
白タイツの王子様衣装は爆笑してしまいました。
『黒って格好良い』を裏切って、元気一杯の個性的なメンバーなのが面白い!

White Rascals
汚れを許さない感じが白い衣装から漂ってる!
高潔な印象をそのまま伝えてくるので、見た目的に近寄り難いチームNO.1です。
遠くから崇拝する信者が多そうだな、と思いました(笑)

鬼邪高校
やんちゃな感じにマッチしていて、制服の改造が良い!
高校生感と精神年齢の幼さみたいなのものが表現されている気がします。
ボトムスのジッパーは喧嘩で破れてるイメージとかなのかな。

RUDE BOYS
服がボロボロであるがゆえに、彼らの精神性の美しさが際立つという。
自分たち家族だけが大切という、継ぎ接ぎだらなのに、それが良い!!
病気のカナに優しさ出してしまうところとか、色々と重ねているのかな。。切ない。。

達磨一家
番傘に煙管、和風テイストで派手なところが好き!
派手なブラウスをちょっとだけ私が着てみたいと思ってしまいました(笑)
ワイルドな雰囲気がこのチームカラーにぴったり。

舞台
最初のタイトルが崩れていく映像やバイクの背景に映像を流して動いているように見せたり、
やり過ぎると『舞台じゃなくて映像を観にきたのかな』となるので、
舞台への映像の取り入れ方が絶妙。

コブラとカナの二人が鉄橋(?)のようなところで語り合うのですが、鉄柵の間隔が広すぎる!!
普通に人が落ちてしまうので、本当にあったら違法建築だと思います。
ただ、細い鉄筋と間隔の広い柵は、余白を生み出すので、
演者さんたちの動きや背景の邪魔をしないという、計算された舞台なんだなと思います。

ショーのときに
前列らへんの端の席だったのですが、
端の方で踊っている男役さんが観客の方と目があってウインクしていました。
その観客の方がとても喜んでいて(推しだったのかな)、
タカラジェンヌは頭の天辺からつま先まで、舞台は端の端まで宝塚で、
プロ意識の塊でできていているんだな、と思ったことが印象的でした。

歌舞伎もそうですが、
新しいことをどんどん取り込んで成長していくことが、
舞台の世界で生き残っていく上でとても大切なことなんだろうな、と思います。
古参の客層も大切にしながら、ご新規の客層の心も掴むために、
色々と挑戦していることが素晴らしいです。

宝塚宙組公演_HiGH&LOW

宝塚宙組HiGH&LOW_1

「一度観ておいたら?」という母の誘いに乗って、9月に初めて宝塚歌劇を観に行ってきました。
一緒に行った母は実に60年ぶりとのこと。

宝塚はお芝居とショーの二本立て。
お芝居のプログラムが『HiGH&LOW』だと聞いた瞬間、
『あれ…確かEXILEの映画で喧嘩とかしまくる内容と違ったけ?』と、
うろ覚えの記憶を頼りに調べたところやはりそうでした。

宝塚=ベルばら、オスカル様のイメージだったのでビックリ。
こういうギャング系というか、治安が悪いというか、
宝塚は素人が知らない間に一つ上のステージに登っていたようです。

内容については良い期待の裏切り方で、
初心者にはオスカル様より受け入れ安かったです。
ベルばらもコミックス全巻持ってるくらい好きなんですけどね。

まず、シンプルに格好良い男役さんをいっぱい堪能できます!
各チームの登場がもうやばい!
画像で見た映画でのキャラクターはワイルドで荒々しくて格好良い感じですが、
そこに上品さが滲み出てしまうのがさすが宝塚。
どちらも魅力があって素敵です。

各チームのトップもそのメンバーも良い味出してる。
もっともっと各キャラを掘り下げて、ずっと観ていたいなと思ってしまいました。

カナの死ぬ前にしたいことを叶えるためにコブラと二人であちこち巡るストーリー。
思い出になってしまうことが分かっていながら、幸せそうに二人で過ごす姿は何か切なかったです。
巡った先々で各チームが絡んで来るので、そこでストーリーが良い感じに繋がっています。

笑えるシーンもあったり、切ないシーンもあったり、
カナに関してのコブラとROCKYのやりとりにときめいたり。
待てよ、出てくる方がみんな格好良くて常にときめいていたような気も。。。

喧嘩のシーンはダイナミックで迫力が凄かったです。
長年のダンスで身についているであろう所作で、
喧嘩しているのにそいういうダンスを観ているような雰囲気でした。

悲恋のはずなのに、悲恋っぽくならないのは終始カナが明るかったから。
幽霊としてすぐに復活するシーンは笑ってしまいました。
個人的に悲しみの余韻にひたる終わり方より
なんとなく幸せな温かい気持ちで終わる方が好きなので、凄く良かったです。

ショーの方は『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』というイタリアをテーマに構成されていました。
「ラインダンス」「大きな羽根飾り」「大階段のパレード」と宝塚を満喫しました。
『HiGH&LOW』に新しい宝塚の姿を、『カプリチョーザ』にはイメージ通りの宝塚を、
両方楽しめるてラッキーでした。
ちなみに未だにメロディーが頭から離れない(笑)

演技もダンスも歌も凄すぎて終始浮かれて観劇していました。
世界観に語彙力を失って見入っていた感じです。
絶対にもう一度観にいこうと思います!
今回は宙組だったので、違う組も観て観たいです。

最後に、歴史がある劇団なので決まり事がたくさんありそう。
軽々しく間違った発言をしていて、
気分を害された方がおられましたら大変申し訳ないです。

HP Renewal

キョウコデザインHP

新型コロナウイルスの影響で時間が空いたので、
ずっとやろうと思って先延ばしにしていたHPをリニューアルしました。

約10年前のリーマンショックのときはhtmlとcss(習いに行っていました)を
今回はphp(独学ではほとんど理解できなかったのですが。。。)を、
こういうときは学ぶ時間にするのが一番。
バブルの恩恵も受けず物心ついたころには不景気な日本に生きていました。
そのためか不安がないとは言いませんが、またかぁ〜という気はします。
40代30代が一番不景気に慣れていて強いんじゃないかなと思ったりします。

ワードプレスはお客様が更新できるHPを制作しやすいので、
一度ちゃんと向かい合っておきたかったのもあります。
既存テーマで制作すれば割と簡単にHPやブログができ、
これならお客様に勧めやすそうです。